『もう一歩、踏み出して』
総合評価 :4.0

タイトルもう一歩、踏み出して
作者てばさきのぶお
掲載誌:comicアンスリウム
ジャンル:OL・お姉さん・ランジェリー

てばさきのぶお先生による『もう一歩、踏み出して』は、恋愛に対する不安やコンプレックスを抱えた二人が、自分の弱さを打ち明けることで関係を築いていく物語だ。

職場では頼れる上司として振る舞う花嶋は、部下である松元に想いを寄せながらも、過去の経験や趣味とのギャップに悩み、一歩を踏み出せずにいる。

そんな花嶋が妹に背中を押され、勇気を振り絞って自分の気持ちを伝えたことから物語は動き始める。

本作は恋愛の成否よりも、「本当の自分を見せる怖さ」と向き合う過程を大切に描いている。

誰もが抱える臆病さを優しく肯定してくれるような一作だ。

商品価格等について

商品価格を含め情報の一切は2026年8月18日現在のものです。
本記事の感想や評価は筆者個人に基づいています。あくまで参考としてご覧ください。
本ページにはプロモーションが含まれています。

キャラクターの魅力|花嶋と松元が隠していた本音

てばさきのぶお「もう一歩、踏み出して」の紹介画像
出典:てばさきのぶお「もう一歩、踏み出して」

花嶋の魅力は、仕事では自信に満ちた姿を見せながら、恋愛では驚くほど臆病な一面を抱えているところだ。

オタク趣味や妹と仲が良い私生活を知られたら幻滅されるのではないかという不安は、多かれ少なかれ誰もが経験したことのある感情だろう。

完璧に見える人ほど、実は弱さを隠しているというリアリティがある。

一方の松元もまた、自分なりの悩みを抱えて生きている。

だからこそ花嶋の告白を一方的に受け止めるのではなく、自分自身の弱さも打ち明けることができた。

互いに欠点をさらけ出したことで初めて対等な関係になっていく二人の姿が、とても自然に描かれている。

構成と演出|『もう一歩、踏み出して』が描く対話の力

てばさきのぶお「もう一歩、踏み出して」の紹介画像
出典:てばさきのぶお「もう一歩、踏み出して」

本作は、大きな事件によって物語を動かすのではなく、「話すこと」そのものを転機として描いている。

花嶋が酒の勢いを借りて告白する場面は勢い任せにも見えるが、その裏には長い葛藤が積み重なっていることが伝わるため、不思議と共感を覚える。

さらに印象的なのは、花嶋だけが勇気を出す物語ではないことだ。

松元もまた、自分の悩みを隠したままでは関係が進まないと理解し、一歩を踏み出していく。

恋愛はどちらか一人が頑張るものではなく、お互いが少しずつ歩み寄ることで成り立つ。

そのテーマが構成全体を通して丁寧に描かれている。

読者体験|弱さを見せることは怖くてもいい

てばさきのぶお「もう一歩、近づいて」の紹介画像
出典:てばさきのぶお「もう一歩、近づいて」

『もう一歩、踏み出して』を読んでいて感じるのは、人は完璧だから愛されるのではないということだ。

むしろ自分の弱さや恥ずかしい部分を見せられた時に、本当の信頼関係は始まるのかもしれない。

花嶋と松元のやり取りには、そんな温かなメッセージが込められている。

恋愛だけでなく、人間関係全般にも通じるテーマだからこそ、多くの読者が自分自身を重ねられる作品となっている。

踏み出すことへの恐怖を否定せず、それでも前へ進もうとする二人の姿は、静かに背中を押してくれる。

まとめ|花嶋と松元が見つけた本当の距離

てばさきのぶお「もう一歩、近づいて」の紹介画像
出典:てばさきのぶお「もう一歩、近づいて」

『もう一歩、踏み出して』は、花嶋と松元が互いの弱さを受け入れ合うことで、本当の意味で心を通わせていく物語だった。

好きだからこそ嫌われるのが怖い。

その当たり前の感情を真正面から描きながら、それでも勇気を出して言葉にすることの尊さを教えてくれる。

本音を隠したまま立ち止まってしまいそうな時に、そして「もう一歩」踏み出す勇気が欲しくなった時に、そっと読み返したくなる一作である。

『もう一歩、踏み出して』はどこで読める? FANZAの試し読み情報!

てばさきのぶお先生のエロ漫画、『もう一歩、踏み出して』を読むならFANZA一択!

comicアンスリウムでお馴染み、てばさきのぶお先生の作品がFANZAなら多数用意されていますよ(^^)

エロ漫画好きならコレ! てばさきのぶお先生の作品が読めるのはココ!

チーズ

お姉さん系が好みなら、こちらも刺さります。