見つめなくていいから
総合評価 :4.5

タイトル見つめなくていいから
作者名仁川るい
掲載誌COMIC BAVEL
ジャンル:巨乳・女子高生・学生服

名仁川るい先生の『見つめなくていいから』は、特別な眼という少し不思議な設定を軸にしながら、思春期らしい繊細な距離感と、恋のぎこちなさを丁寧に描いた物語だ。
他者を惹き寄せてしまう眼を持つ蜜、そして彼女を守ると宣言した橋本。二人の関係は平凡な恋とは少し違う、けれどどこか誰しもが共感できる「揺れ」に満ちている。

商品価格等について

商品価格を含め情報の一切は2026年1月4日現在のものです。
本記事の感想や評価は筆者個人に基づいています。あくまで参考としてご覧ください。
本ページにはプロモーションが含まれています。

キャラクターの魅力|強がりな蜜と静かに寄り添う橋本

名仁川るい作「見つめなくていいから」の紹介画像
出典:名仁川るい作「見つめなくていいから」

蜜は特別な眼のせいで、これまでの人生で数多くの恐怖やトラブルを経験してきた。

相手の視線を正面から受け止められない彼女の振る舞いは、一見すると冷たく、攻撃的にも映る。

だが、本当は人一倍臆病で、心を閉ざさざるを得なかった少女だ。

そんな蜜にとって、橋本の存在は例外だ。

彼は蜜の眼に翻弄されず、ただ彼女自身を見てくれる。

彼の穏やかな言葉と行動が、蜜の固く閉じた心を少しずつ解いていく。

人前では強気で刺々しい蜜が、橋本と二人きりになると一気に弱さを見せる…..このギャップこそ、蜜というキャラクターの最大の魅力であり、読者の心をつかむポイントだ。

構成と演出|視線をドラマに変える巧みな心情描写

名仁川るい作「どうかこっちを向いて」の紹介画像
出典:名仁川るい作「どうかこっちを向いて」

本作の演出はとにかく繊細だ。

蜜が相手の目を見ることをためらう、視線を逃がす、その一つひとつの動作に、彼女の記憶と恐怖、そして橋本への信頼が入り混じっている。

特に、橋本と向き合う場面では描写が一段階滑らかになり、蜜の心の揺れが丁寧に積み重ねられていく。

視線を合わせるという、誰にでもできるはずの行為が、二人にとっては大きな勇気と前進の象徴になるのだ。

日常的なシーンに潜む緊張や安心のコントラストが、物語全体の深みを増している。

読者体験|触れられそうで触れられない距離感に胸が鳴る

名仁川るい作「どうかこっちを向いて」の紹介画像
出典:名仁川るい作「どうかこっちを向いて」

本作を読むと、蜜と橋本の関係が特別だから響くのではなく、むしろ特別ではない部分にこそ共感が生まれてくる。

好きすぎてうまく話せない。

自信がなくて相手の気持ちを疑ってしまう。

近づきたいのに、近づき方が分からない。

蜜の過剰なツンデレも、橋本の不器用な優しさも、実にリアルで、恋をしたことのある読者なら誰もが身に覚えのある揺らぎだ。

そこに特別な眼というスパイスが加わることで、恋愛の痛みや温度がより鮮明に立ち上がってくる。

まとめ|見てほしいと願う気持ちにそっと寄り添う物語

名仁川るい作「眼をそらさないでいて。」の紹介画像
出典:名仁川るい作「眼をそらさないでいて。」

『見つめなくていいから』は、ただのツンデレ恋愛でも、ただの特殊設定ものでもない。

視線を合わせることの意味をめぐる、とても静かで、とても優しい恋の物語だ。

傷つくのが怖くて、相手の目を見ることすらできない、そんな弱さを抱えている人にこそ、蜜の物語は深く沁みる。

誰かに「ちゃんと見てほしい」とふと願ってしまう夜に読みたくなる一冊。

チーズ

最後までありがとうございました!

『見つめなくていいから』はどこで読める? FANZAの試し読み情報!

名仁川るい先生の作品「見つめなくていいから」を読むならFANZA一択!

COMIC BABELでお馴染みの名仁川るい先生の作品が、FANZAなら多数用意されていますよ(^^)

エロ漫画好きならコレ! 名仁川るい先生の作品が読めるのはココ!