テンポの良い掛け合いと素直すぎる感情表現が炸裂する『みやびな先輩』。冷静沈着で手の届かない存在に見える雅先輩と、ひたすら一直線な後輩のこうた。その二人が崩れたり揺らいだりする瞬間に焦点を当てながら展開される、可笑しくて甘いラブコメだ。表情のわずかな変化だけで心の動きを伝えてくる演出が、存分に味わえる一作でもある。
商品価格を含め情報の一切は2026年1月10日現在のものです。
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キャラクターの魅力|完璧と不器用、そのギャップが生む愛しさ

雅先輩は、とにかく隙がない。
所作も言葉選びも落ち着き払っているのに、後輩のこうたが距離を詰めるたびに、ほんの少し頬を染めたり、言葉に詰まったりと、完璧なはずの鎧に小さな亀裂が走る。
その崩れ方が絶妙で、読者は自然と彼女の内側に親しみを覚える。
一方のこうたは、直球で不器用。
計算も駆け引きもなく、ただ「好きだから近づきたい」と思う気持ちに忠実に動く。
その真っすぐさに押され、雅が翻弄されていく様子が甘くて楽しい。
二人の個性の差が、そのまま物語のリズムになっている。
構成と演出|崩れていく先輩を丁寧に積み重ねる

物語は大きな事件を起こすのではなく、日常のワンシーンを積み重ねることで雅の変化を描いていく。
初めてのお家デート、こうたの部屋、学校。
どの場面も軽やかなテンポで進むのに、必ずどこかで雅の心が揺れるポイントがある。
とくに、雅がこうたのペースに飲み込まれそうになって理性を保とうとする瞬間は、表情の一コマが光るポイント。
言葉より表情で語る間合いの取り方が上手く、キャラクターの心の動きが自然に伝わってくる。
読者体験|好きになる過程を一緒に味わう楽しさ

読者が体験するのは、告白や事件ではなく、ふたりが自然に距離を縮めていく過程そのものだ。
雅がこうたに振り回される姿はコミカルでありながら、その裏には確かな好意の芽生えがある。
そのため、読んでいる側も
「今ちょっと心が動いたな」
「これはもう自覚寸前だな」
と、雅の心の温度変化を追いかける楽しさがある。
感情移入というより、観察しながら共にニヤけてしまうタイプの読書体験だ。
まとめ|守られる強さ、委ねる優しさ

『みやびな先輩』は、強さと弱さを両方持つキャラクターたちが、互いの存在によって自然と変化していく過程を描いたラブコメだ。
雅は崩されることで楽になり、こうたは受け入れられることでまっすぐさに輪郭が生まれる。
読後には、軽やかで温かい余韻がふんわり残る。
疲れた心をふと「誰かに委ねてもいいかも」と思った時に読みたくなる一冊。

チーズ
最後までありがとうございました!
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