結婚相談所の会員である白石と、そこで働く平川。
二人の距離は本来「恋愛」とは無縁のはずなのに、仕事と私情の境界線がじわじわと崩れていくさまが絶妙な温度で描かれる。
櫻井マキ先生の『結婚できない白石さん』は、恋愛が上手くいかない女性の残念さと愛おしさを同時に描いた、ユーモラスで胸にしみる物語だ。
商品価格を含め情報の一切は2026年1月2日現在のものです。
本記事の感想や評価は筆者個人に基づいています。あくまで参考としてご覧ください。
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キャラクターの魅力|白石の残念さと可憐さの二面性

白石は、外見のスペックだけを見れば結婚相談所でも上位クラス。
しかし、恋愛が上手くいかない原因は、本人の酒癖の悪さと感情が前に出すぎる素直さにある。
彼女の魅力は、まさにその不器用さだ。
酔うと本音が止まらず、平川に愚痴をぶつけてしまう。
周囲には敬遠されても、どこか憎めない…。
そんな愛嬌のある残念さが読者の心をくすぐる。
一方の平川は、常に冷静で、仕事に忠実。
会員である白石と一定の距離を保とうと努力するものの、彼女に強引に飲みへ連れられてはため息をつく。
だがその中で、白石の言葉の端々にある誠実さや、誰かに選ばれたいと願う健気さが、少しずつ彼の心をほぐしていく。
構成と演出|ボケとツッコミの応酬から生まれる距離の縮まり方

物語の骨格はシンプルだが、テンポの良い会話劇と、白石の暴走、平川の冷静なツッコミが心地よいリズムを生む。
そのギャップが二人の距離を縮める重要な演出となっている。
特に、終電を逃してしまうシーンは象徴的だ。
帰れない状況という強制的な密室イベントはラブコメの王道だが、本作ではそこで白石の素顔がより濃く浮かび上がる。
酔いの勢いが抜けていくにつれ、彼女の本当の弱さや孤独が、ふっと顔をのぞかせる。
その瞬間、平川の態度もどこか柔らかくなる。
読者体験|見栄より「素直」が愛される瞬間を目撃する

読者は平川と同じ視線で白石を見つめることになる。
「面倒だな」
「なんでこうなるんだ」
そう思いつつも、彼女のまっすぐさに心が引き寄せられてしまう感覚は、恋愛の理屈では動かない瞬間をそのまま体験しているかのよう。
失敗ばかりの白石が、それでも誰かに選ばれたいと願う姿は、どこか自分にも重なる。
その気持ちがあるからこそ、平川の心が傾き始める微細な変化が読者にじんわりと届くのだ。
まとめ|めんどくさいが愛おしさに変わる物語

『結婚できない白石さん』は、完璧じゃない人が、完璧じゃないまま誰かに受け入れられていく過程を丁寧に描いた作品だ。
不器用で、空回りして、でも真剣に幸せをつかもうとする白石の姿は、読者の胸にもささやかな灯をともす。
弱い自分を誰かにそばで見ていてほしくなる夜に読みたくなる一冊。

チーズ
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