SNSでエロツイする自称ドM女『海月(みつき)』と過去にトラウマを持つドS男『栞(しおり)』。
歪んだ性癖を持つ二人はSNSで出会い、お互いの欲求を満たしてゆく。ついに自分の欲望を叶えられる存在を前に、身体も気持ちも抑えられなくなり…。
そんな彼女と一緒にいると、自分の中で本気の恋が動き始めている気がして…!?
商品価格を含め情報の一切は2025年12月23日現在のものです。
本記事の感想や評価は筆者個人に基づいています。あくまで参考としてご覧ください。
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キャラクターの魅力|壊れた栞と、壊すことを恐れない海月

過去の傷によって普通の恋から遠ざかってしまった栞と、自分の欲望と感情に驚くほど正直な海月。
『ボーイ・ミーツ・イノセント』は、このふたりが出会うことで少しずつ歪みがほどけ、同時に新たな歪みが生まれていく、繊細で大胆な愛情譚だ。
栞は幼少期のトラウマから、女性を前にすると自分の表情すら信用できなくなるほど。
一方の海月は、栞とは真逆の存在。
自分の欲求と好意に忠実で、栞に対して正面から突っ込んでいく。
普通なら彼の面倒さに引いてしまう場面でも、海月だけは一歩も退かない。
その真っ直ぐさは決して幼稚ではなく、むしろ成熟した覚悟に近い。
二人の対照的な性格が、物語の緊張感と甘さを支える軸となっている。
構成と演出|会話ひとつの揺れを丁寧に積み上げる心理劇

栞が海月と普通に話せている自分に気づいた瞬間の戸惑い、海月が彼の壁を破ろうとするささやかな仕草。
小さな積み重ねが大きな感情の転換へと繋がっていく構成は秀逸だ。
また、過去のトラウマを安易にドラマ化せず、あくまで栞の日常の中に自然に滲ませる描き方も上質。
感情の変化の速度が痛いほどリアルで、読者は二人の距離の縮まり方に、微かな緊張と期待を覚え続けることになる。
読者体験|傷ついた心が誰かに触れられる瞬間の尊さ

読者は栞の視点を通し、普通に会話できただけで胸が熱くなるという、極めて繊細な感情を追体験する。
恋の始まりをここまでミクロな感覚で描ける作品は珍しく、海月の真っ直ぐな言動が栞の硬い殻を割っていくたび、
まるで読者自身が救われるような余韻が残る。
同時に、海月の欲望に素直であることの純粋さが、作品全体に独特の透明感と熱量を与えている。
二人の関係はまっすぐであると同時に危うく、その危うさが恋の生々しさとして強く胸に残る。
まとめ|歪んだ心を抱えたまま、それでも誰かを好きになる物語

『ボーイ・ミーツ・イノセント』は、恋をするにはあまりにも不器用な青年と、恋をするにはあまりにも真っ直ぐなヒロインが出会ったときに生まれる、
痛みと救いの両立を美しく描いた一作だ。
壊れたままでいい。
それでも誰かに触れたくなる瞬間が、きっと人生にはある。
そんなことを静かに思い出させてくれる。
心が少しだけ弱っていて、「誰かの言葉にそっと背中を押されたい」と思う夜に読みたくなる一冊。

チーズ
最後までありがとうございました!
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